日本農芸化学会誌
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植物生育過程に於けるフラビン含量の変化について
(第1報)そらまめの生育過程に於ける組織内分布変化
近藤 弘
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1956 年 30 巻 1 号 p. 41-43

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抄録
試料としてそらまめを選び約90日に亘つて葉部,茎部のフラビン含量変化を測定し次の結果を得た.
(1) 茎中のフラビン量は各部位とも生育の各期を通じて変化が少ない.
(2) 葉中のフラピン量は部位により変化が多く,又各部位とも生育期間を通じて変化に富み開花期に始まり結実期初期に終る時期に於いて各部位とも含量は最大を示す.
(3) 各葉位のフラビン量は生育の初期には変化に乏しく開花期の初めに増加し後漸減する.
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© 公益社団法人 日本農芸化学会
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