日本農芸化学会誌
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Taka-proteinaseによるtaka-amylase Aの分解
堀津 浩章友枝 幹夫
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1966 年 40 巻 11 号 p. 387-393

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抄録

Taka proteinaseによるTAAの分解を行ない,次の諸点を明らかにした.
(1) TAAは変性,失活または化学的修飾されずともproteinaseの作用をうける.
(2) Proteinaseの作用をうけたTAAを透析すると,透析内液にα-amylase活性がみとめられ,外液にはみとめられない.
(3) Proteinaseの作用をうけたM-TAAは,電気泳動的,超遠心的において単一であり,易動度,沈降定数ともにTAAに比し小さい.
(4) Proteinaseの作用により,アミノ酸およびペプチドが遊離された.

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