日本農芸化学会誌
Online ISSN : 1883-6844
Print ISSN : 0002-1407
ISSN-L : 0002-1407
農薬のガスクロマトグラフィー(第2報)
有機リン剤のガスクロマトグラフィーによる定量
竹原 啓竹下 卓也
著者情報
ジャーナル フリー

1966 年 40 巻 11 号 p. 394-400

詳細
抄録

(1) 農薬工業用原体および製剤のガスクロマトグラフィーによる定量を目的として, 12種の有機リン化合物について各種充てん剤により,その分離能について検討した結果, DEGS1.5%によるものが総合的に最も優れた結果を示した.
(2) ジメトエートの定量条件について検討した結果, DCPを内部標準としてDEGS 1.5%により定量が可能であり,市販工業用原体についての定量法を設定し,ほぼ満足すべき結果を得た.
(3) EPNの定量条件について検討した結果, DPPを内部標準としてDEGS 1.5%により定量が可能であり,市販工業用原体についての定量法を設定し良好な結果が得られた.

著者関連情報
© 公益社団法人 日本農芸化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top