2014 年 86 巻 2 号 p. 179-183
日本人が,英文の査読付き学術雑誌に論文を掲載することは容易ではない.しかしこのグローバル化した時代に,日本語で研究論文を書いていたのでは学問をしたことにはならない.高い志を持って,英語の論文に挑むべきである.英語の微妙なニュアンスがわかるまで,英語を徹底的に読むことも重要である.また若い時には,教育を犠牲にして研究に集中しなければならない.国際会議は,研究者の戦場でもあることは理解すべきである.いろいろと苦労して投稿した論文も,意地の悪いレフリーにあらを探されて棄却されてしまうことも多い.本論は,英語の論文の雑誌に掲載しようとしている研究者に,著者の経験からアドバイスをしようとするものである.