農業経済研究
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報告
環境負荷低減と食料消費行動
未来における持続可能な消費を考える
氏家 清和
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2025 年 97 巻 2 号 p. 142-156

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抄録

本稿は,食料消費行動における環境配慮の状況を検討し,ポスト新自由主義の下での持続可能な食料消費のありかた議論することを目的とした.まず,関連文献のアブストラクトデータを定量的に分析し,食料消費と環境に関する研究が増加していることを示した.つづいて,有機農産物の消費動向を分析した知見をまとめ,環境に配慮する消費者の特徴と,食品としての基本的属性とのバランスの重要性を指摘した.さらに,植物由来代替肉の購買分析では,新規食品だけではなく既往の食品の活用の重要性を指摘した.最後に協調的行動の脆弱性とその社会的・心理的要因を分析し,環境負荷低減に向けた自発的行動の促進要因を検討した.

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© 日本農業経済学会
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