佐賀大学 [日本]
2017 年 48 巻 1 号 p. 29-38
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本稿の目的は,農業構造の変動が激しかった佐賀を対象に,その変動主体である集落営農の変容を考察している.佐賀では,統合等による集落営農数の減少,離農等による構成農家数の減少といった集落営農の量的後退がみられるが,他方,農政の方針によって近年急速な法人化も進んでいる.ところが,作業面では協業化が進み経営体としての内実化を高めつつも,経理面では依然内実化が広がらない状態であるのが,佐賀の集落営農の現段階である.
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