2024 年 2 巻 1 号 p. 71-77
【目的】外的圧迫時の筋弾性率を複数の圧迫および運動強度で測定し,大腿サポーターが筋ストレスに与える影響を明らかにすることを目的とした。
【方法】対象は若年健常男性17名,被験筋は右脚の大腿直筋とした。圧迫強度はControl(着用無し)と20 mmHg,40 mmHgの3条件とした。運動強度は事前に測定したControl条件の最大膝伸展筋力を基準に30 %,60 %とし,漸増する膝伸展運動課題を実施した。測定箇所は大腿長の50 %の位置とした。
【結果】弾性率について圧迫強度の主効果を認めたが,有意な交互作用はみられなかった。事後検定の結果,Controlと比較し20 mmHgで弾性率が有意に低下した(p<0.05)。
【結論】20 mmHgでのサポーターによる圧迫は筋収縮に伴って生じる筋ストレスを減少させることが示唆された。