国立のぞみの園紀要
Online ISSN : 2435-0494
地域移行後を想定した社会生活力を高めるための支援アセスメントについて(2)
堀越 正弘
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2008 年 1 巻 p. 77-82

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抄録
2006(平成 18)年、第 55 回日本社会福祉学会にて発表した『地域移行後を想定したア セスメント』の要旨としては、以下の 5 点が挙げられる。 ①「背景」…障害自立支援法が成立したが、そこにはグループホームだけではなくケア ホームも盛り込まれ、施設から地域への移行の流れが促進される期待感が高まった。また、 当施設においては、2005(平成 17)年 10 月に寮の再編が行われ、自活体験寮等が新設さ れるという背景があった。 ②「チャート式によるアセスメントを作成」…今回の報告の根幹ともなるため、後述す る。 ③「実践事例」…余暇時間に好きな飲み物を自動販売機で買いたいという方の事例を写 真等を交えながら報告した。 ④「実施前と実施後」…後述する。 ⑤「課題」…回答が得られないものは、経験していく機会を持つことが大事、そして、 その経験をいかに積むかということが挙げられた。 以上を踏まえて、再度アセスメントの作成を行い、国立のぞみの園の利用者支援に使用 してみた。本研究では、その内容について報告する。 なお、「地域移行後を想定したアセスメントに基づく支援の事例2」のタイトルだが『事 例』だけではなく、その事例に至った過程についても加えて報告する。また最後に『2』と あるが、立教大学で行われた社会福祉学会第 54 回大会で、発表を行った支援の継続のため 『2』としている。
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© 2008 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

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https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
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