看護薬理学カンファレンス
Online ISSN : 2435-8460
2024東京
セッションID: 2024.1_ES-2-2
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看護薬理学教育セミナー 2
月経マネジメントとしてのLEP製剤、経口避妊薬、緊急避妊薬、経口中絶薬の服薬指導の現状と課題
*宮原 富士子
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抄録

女性の生涯にわたる健康に対する国の施策に大きな変革が訪れている。

SRHRをふまえた緊急避妊薬の流通改善、HPV ワクチンの適正使用など、 地域の第一線で働く薬局薬剤師による女性の健康啓発も活発化している。 一方で薬学教育においてプレコンセプションケアや、それに関連する薬物 療法の教育が十分に行き届いていない現状もあり、薬学教育の改革も求 められている。多くの医療職の教育現場も同様であろう。医療系学生に 当事者としてプレコンセプションケア教育を行うことは、本人のため、本人 のライフプランにも、将来、女性の健康に関わる相談や医薬品の供給に も関わることからも有用と考えられる。学生や若い医療者の男女が健康 であり、将来も健康であり、自分の思うような人生を歩むために「今必要 な知識」「将来考えてほしいこと」の情報を共有し、薬学生として周りの同 世代の人たちへの発信も重要な責務であろうと考える。地域の様々な医 療現場での情報発信、相談の担い手になってほしい、という思いを込め て活動を行っている。今回は、看護師、保健師、助産師の方にもしってほ しい医薬品の情報について、協働の可能性について話題を提供する。

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© 2024 本論文著者
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