看護薬理学カンファレンス
Online ISSN : 2435-8460
2024東京
セッションID: 2024.1_ES-2-1
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看護薬理学教育セミナー 2
月経マネジメントとしてのLEP製剤、経口避妊薬、緊急避妊薬、経口中絶薬の服薬指導の現状と課題
*田村 和広
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抄録

男女問わず健康寿命を延ばし、充実した人生を送ることは誰もが望む目標です。特に、健康的に社会活動を続けることは日本社会の成長にも 大きく寄与します。しかし、現代の日本人女性はライフスタイルの変化によ り、女性特有の疾患や月経関連症状に悩むケースが増加しており、早期か らの適切な症状の改善、予防、治療が求められています。

このような背景のなか、近年では産科婦人科や女性外来での治療にお いて、性ホルモン(特に女性ホルモン)関連薬剤の使用が増えています。看 護師をはじめとする医療スタッフにとって、これらの薬理作用とリスクを正 しく理解していることは重要な職能です。本セミナーでは、性ホルモンの 体内での役割や妊孕性について説明し、続いてホルモン製剤の種類とそ の効果に触れます。さらに、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン(LEP) 製剤が月経困難症や子宮内膜症の治療においてどのような意義をもつの か、経口避妊薬、緊急避妊薬、経口中絶薬の作用メカニズムについて概 説します。

以上の基礎的内容を踏まえ、宮原先生の講演では、これら薬剤の服薬 指導に関する具体的な課題について詳述します。

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© 2024 本論文著者
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