抄録
河川特有の環境要素として重要なヤナギ河畔林の保全・再生に配慮した河川整備計画検討手法について、東北地方整備局管内の実河川での実施例をもとに、具体的な検討プロセスを明らかにした。ヤナギ河畔林の保全・再生に配慮した河川整備計画を策定するに際して、最も重要なことはその成立条件を現地において確認することである。そのためには①河道の変遷状況の確認、②流況分析、③現地における水位変動状況の確認、④現地におけるヤナギ河畔林の分布状況、⑤現地における微地形の確認、⑥ヤナギ河畔林の成立条件の総合検討が重要である。これらの検討結果に基づき、河道の整備目的に応じて河川管理施設の配置、構造等を検討すべきである。