日本大学医学部心臓血管・呼吸器・総合外科学分野
日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野
2010 年 69 巻 5 号 p. 317-320
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症例は 22 歳,男性.数年前から血痰を認め,検診の胸部 X 線画像で,左上肺野に異常影を指摘され当院受診.胸部 CT 上,左肺上葉上区に嚢胞状陰影を認め,経過観察中に陰影の拡大と頻回の血痰を伴うため手術の方針となった.術中,気管支鏡にて左上区支の閉鎖を認め,気管支閉鎖症と診断し,左肺上葉上区切除を行った.摘出検体の病理所見で末梢側肺の気腫性変化と気管支の拡張が認められた.術後経過良好で,術後第 7 病日に退院した.
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