武蔵野総合病院外科
2011 年 70 巻 6 号 p. 287-290
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症例は 97 歳女性,2~3日前より腹痛,嘔吐あり当院紹介受診.画像上,胃体下部が胸腔内に脱出する著明な食道裂孔ヘルニアを認め幽門前庭部に閉塞あり胃は拡張.食道裂孔ヘルニア嵌頓の疑いで上部消化管内視鏡施行するも幽門前庭部で閉塞し挿入不可.数回挿入を試みると閉塞は解除され十二指腸へ挿入可能となり,経口摂取可能となった.成人の食道裂孔ヘルニア嵌頓を内視鏡的に整復した一例を経験したので報告する.
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