特発性縦隔気腫の 1 例

中島 園子; 渡邉 健一; 田川 雅子; 鈴木 琢真; 斉藤 勝也; 丸山 英和; 羽賀 直樹; 益子 貴行

doi:10.4264/numa.71.349

症例報告

特発性縦隔気腫の 1 例

中島園子, 渡邉健一, 田川雅子, 鈴木琢真, 斉藤勝也, 丸山英和, 羽賀直樹, 益子貴行

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キーワード: 特発性縦隔気腫，頚部痛，胸痛，5 mm MIP, 頚部痛, 胸痛, 5 mm MIP

ジャーナルフリー

2012 年 71 巻 5 号 p. 349-353

DOI https://doi.org/10.4264/numa.71.349

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抄録

症例は 14 歳の男児．突然の胸痛のため近医から紹介受診となった．画像検査で縦隔気腫を確認後に三次病院へ搬送し，搬送先で特発性縦隔気腫の診断にて保存的治療のみで自然軽快した．本症は，典型例では数日で自然軽快する予後良好な疾患といわれており，続発性縦隔気腫との鑑別が重要である．小児科領域からの報告は非常に少ないが，小児科医も日常診療において念頭におかなければならない疾患のひとつである．

責任著者(Corresponding author)

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