日大医学雑誌
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症例報告
SOX+セツキシマブ,FOLFIRI+セツキシマブ療法にてCR が得られた大腸癌肝転移術後,多発肺転移の1 例
弥久保 俊太東風 貢高山 忠利
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2014 年 73 巻 5 号 p. 227-229

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抄録

症例は64 歳女性,2010 年2 月上行結腸癌術後肝転移の診断で当院初診.2 度にわたり肝切除手術施行.2012 年10 月胸部CT にて多発肺転移の診断.SOX+Cetuximab (Cmab) 3 コース,FOLFIRI+Cmab 26 コース施行した.2013 年2 月胸部CT にて完全寛解(CR) の診断,化学療法開始後19 か月経過した現在,無再発生存中である.今回の結果からSOX またはFOLFIRI+Cmab 療法は大腸癌多発肺移転に対し完全寛解が期待できる治療法であることが示唆された.

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© 2014 日本大学医学会
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