日大医学雑誌
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症例報告
帝王切開瘢痕部妊娠の一例
福田 直子幾石 尚美清久 里菜鈴木 絢子松田 美保神田 理恵子川村 良塚原 裕橋村 尚彦
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2014 年 73 巻 5 号 p. 223-226

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抄録

帝王切開瘢痕部妊娠(cesarean scar pregnancy: CSP) は,既往帝王切開瘢痕部に着床する異所性妊娠である.妊娠が継続し胎嚢(gestational sac: GS) が成長するとともに,卵膜を覆う筋層が菲薄化していると着床部位が破裂し,大量出血を合併するため母体の慎重な管理が必要である.今回我々は,帝王切開瘢痕部妊娠流産の症例を経験したため報告する.

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© 2014 日本大学医学会
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