日大医学雑誌
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特集
抗体薬物複合体療法
三浦 勝浩
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2017 年 76 巻 1 号 p. 15-18

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抄録
抗体薬物複合体antibody-drug conjugates (ADC) は主にがん治療に用いられる新しいクラスの治療薬である.抗原特異的なモノクローナル抗体を利用して強力な殺細胞薬を選択的に腫瘍細胞に作用させるアイディアは古くからあったが,抗体作成技術や抗体と殺細胞薬を共役させるリンカーの開発により,近年になり臨床応用が可能となった.ADC はCD33 陽性急性骨髄性白血病治療薬であるgemtuzumab ozogamicin をはじめ,近年ではホジキンリンパ腫および全身性未分化大細胞型リンパ腫治療薬であるbrentuximab vedotin とヒト上皮成長因子受容体2 陽性乳がん治療薬であるtrastuzumab emtansine (T-DM1) と相次いで上市されその効果が評価されている.ADC はさらに現在多くの薬剤が各開発段階にあり,今後がん治療における重要な役割が期待されている.
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© 2017 日本大学医学会
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