日本大学病院総合診療センター小児科 日本大学医学部小児科学系小児科学分野
日本大学病院総合診療センター小児科
日本大学医学部小児科学系小児科学分野
2017 年 76 巻 2 号 p. 87-91
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集団食中毒で,急性脳症を合併した腸チフスの小児例を経験した.海外渡航歴はなく,発熱や消化器症状を主訴に入院.便・血液培養からSalmonella typhi が同定され,腸チフスと診断した.入院後みられた急性脳症は,後遺症なく治癒した.急性脳症発症時の髄液でIL-8,monocyte chemoattractant protein-1 が高値をとり,脳症発症にこれらのサイトカインの関与が示唆された.
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