春日部市立医療センター外科 [日本]
2022 年 81 巻 5 号 p. 305-307
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症例は 78 歳女性.既往に関節リウマチあり,ステロイドを長期投与中.胆石症に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術後 1 年 6ヵ月後に右上腹部に疼痛を認めた.腹部単純 CT 検査で右上腹部のポートサイトヘルニアと診断,有症状のため手術となった.手術は臍からのアプローチの単孔式で行いメッシュリペアとした.5mm ポートサイトに生じた遅発型ポートサイトヘルニアを来した症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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