東邦大学医学部社会医学講座衛生学分野 [日本]
2022 年 35 巻 1 号 p. 13-41
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叙述的総説である本稿では、ヒトへの健康影響がよく知られている金属元素である鉛、水銀、カドミウムについて、生活環境下における曝露により子ども(胎児)が成人に達する前に有害作用が誘発されるのか、現状の疫学的知見を概観した。とくに出生時健康指標(早産、低出生体重、死産、先天異常)をアウトカムとした研究を整理した。まだ一貫性のあ る関連性は得られていないと考えられ、今後さらなる研究の蓄積が待たれる。
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