大分工業高等専門学校紀要
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軌道沈下量予測に関する研究の現状と問題点について
相川 明池永 貴史
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2005 年 42 巻 p. 35-40

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抄録

    鉄道軌道に多く用いられている有道床軌道は,バラスト層の沈下によって,突固めなどの維持管理に大きな労力を必要とする.しかしながら,維持管理を行うための最適な指標は存在せず,既存の軌道沈下則に基づく管理を行っているのが現状である.適切な維持管理が実施されるためには,軌道破壊のメカニズムを解明し,軌道沈下を精度良く予測するモデルを確立することが必要である.本報告では軌道沈下に関する既存の文献をレビューし,従来行われてきた研究の成果をまとめるとともに,研究課題を把握し,これからの研究の方向について考察する.

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© 2005 独立行政法人 国立高等専門学校機構 大分工業高等専門学校
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