抄録
本研究では,製鉄所構内において積付け開始日の異なる大気エージング処理工程中の7つの製鋼スラグ山から試料を採取し,基本的性状の測定を行った.得られた結果より,大気エージング期間の経過にともなって自然含水比は徐々に増加,土粒子の密度は徐々に減少し,大気エージング処理工程中の製鋼スラグの自然含水比と土粒子の密度との間には相関性の高い直線関係が認められた.また,大気エージング期間の経過にともうpH,電気伝導率,カルシウムイオン濃度の明確な差は認められないということ,カルシウムイオン濃度と電気伝導率との間には比較的相関性の高い直線関係が認められるということが明らかとなった.