抄録
【目 的】 本研究の目的は慢性肩こりを有する対象者に対し,振動刺激を併用した運動療法の効果を検討することである.
【対象と方法】 対象は成人女性,年齢は40歳代であり,15年前から肩こり症状を有していた.研究はABA型シングルケースデザインを用いた.A期は徒手療法のみ,B期は徒手療法に加えて振動刺激を併用した運動療法を実施した.介入期間はA期3日,確認期間4日,B期3日,確認期間4日,A期3日,確認期間4日の計3週間を研究期間とした.
【結 果】 2点識別覚,FreNAQ-J,NDI-J,等尺性頸部屈筋持久力はA期よりもB期で改善した.
【結 論】 徒手療法と振動刺激を併用した運動療法は,慢性肩こり症状を改善する可能性を示唆した.