抄録
【目 的】 近年の理学療法学科の最終学年の学生が,就職先を選択する際に重要視する因子と,卒業後に入職した施設の希望勤続年数について明らかにすることである.
【対 象】 九州の理学療法学科を有する養成校5校の最終学年の学生(179名)とした.
【方 法】 各養成校に質問紙を送付し,教員から学生に質問紙と研究に関する説明文を配布してもらい,Googleフォームにて回答してもらった。回答期間終了後に,回答結果を集計し,検討した.
【結 果】 回答に欠損があった3名を除いた150名の回答を集計した.就職先選択の重要条件は,1位:労働条件(43.3%),2位:職場内の人間関係(20.8%),3位:人材育成・専門性(18.1%)であった.卒後に入職する職場の希望勤続年数のイメージの上位3位は,1位:5年程度,2位:2~3年,3位:未定となった.
【結 論】 就職活動時には,労働条件や人間関係などの職場風土を重要視する傾向が示唆された.
また,多くの学生が5年程度の希望勤続年数をイメージしていることから,5年を超えて勤続できるよう施策を考える必要がある.