理論と方法
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原著論文
市町村合併の投票ゲーム分析
提携形成条件を考慮したシャープレイ・シュービック指数およびバンザフ指数に関する一考察
鈴木 眞志
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2005 年 20 巻 2 号 p. 197-210

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抄録

全国各地で、政令指定都市または中核市など「制度的に上位とされる」地方自治体への昇格を目標とした合併構想が多数存在している。しかしながら、必ずしも当初予定されていた自治体の組み合わせで、合併への動きが進んでいるわけではない。ここで、政令指定都市等が満たすべき人口総数など制度的な要件や各地域特有の地理的要因が、合併の組み合わせにかなりの影響を与えている可能性がある。本論文は、上記要因を考慮した上で各自治体の合併交渉に対する“影響力”を測定することを目標に、投票ゲームを用いて分析を行った。具体的には代表的な投票力指数であるシャープレイ・シュービック指数とバンザフ指数を修正して、どの指数が現実を説明するうえで適切であるかについて考察した。

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© 2005 数理社会学会
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