脳と発達
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症例報告
乳幼児期より客観的評価ができたAsperger障害の発達経過について
吉岡 三惠子, 井坂 雅子
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2012 年 44 巻 1 号 p. 60-65

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抄録
 乳幼児期に運動や言語の遅れを主訴に受診し, 5~6歳でAsperger障害と診断された症例の内, ほぼ年1回の発達検査によって乳幼児期の認知や言語について客観的評価ができた12例 (男10例, 女2例) の発達経過を検討した. 発達検査は6歳までは新版K式発達検査2001 (新K式2001), 5~6歳以降はWechsler知能検査 (WISC-III) を施行. 前者の認知・適応項目 (C-A) を後者の動作性知能指数 (PIQ) に, 前者の言語・社会項目 (L-S) を後者の言語性IQ (VIQ) に対応させた. 新K式2001による初回検査 (平均3歳2カ月) から最終検査 (平均5歳4カ月) までに, 12例の平均でC-Aは70.6から84.5に, L-Sは64.8から85.8に, 全領域は68.5から84.8にそれぞれ上昇した. 特に4~6歳頃にL-Sの急激な上昇が認められた.
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© 2012 一般社団法人日本小児神経学会
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