国立長崎中央病院小児科
国立長崎中央病院内科
国立嬉野病院小児科
長崎大学医学部小児科
1988 年 20 巻 1 号 p. 74-76
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症例は10歳女児で著しい低身長 (-3.4SD) を主訴として来院した. 身体所見および発育曲線より下垂体小人症が疑われたが, 内分泌学的精査では異常を認めえなかった. 父親がHAMと診断された際の家族内検索にて, 患児の血清および髄液の抗HTLV-1抗体は陽性であり, 走るのが遅いことや軽度の痙直と腱反射亢進から若年発症型のHAMと診断された. 本症の若年発症例と成長障害 (低身長) との何らかの関係が示唆される症例である.
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