関西医科大学男山病院小児科
1991 年 23 巻 3 号 p. 303-305
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周期性傾眠症は過度の傾眠を主徴とする一群の疾患で, 過食を伴わず無月経の女子の本症は極めてまれである.その本症に当帰芍薬散を投与し軽快した13歳女児例を経験した.月1回約7日間傾眠症が続き, 初潮がまだの患児には月経の代理症状と思われ, 傾眠症が視床下部の機能障害と考えられる点から本薬が有効性を示したと考察した.
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