脳と発達
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重度仮死後緊張型アテトーゼ型脳性麻痺の頭部MRI所見
松井 美華下泉 秀夫小林 靖明
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1994 年 26 巻 3 号 p. 276-277

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抄録

アテトーゼ型脳性麻痺のMRI所見の報告は少ないが, 今回われわれは, MRIにて両側被殻および視床に病変を認めた緊張型アテトーゼ型脳性麻痺の1男児例を経験した.新生児期の頭部CTにて視床・基底核部に出血を示す高吸収域を認め, 2歳時のMRIにて被殻後部に嚢胞性病変を認めた.緊張型アテトーゼ型脳性麻痺において病理学的に責任病巣とされている被殻および視床の病変をMRIで描出でき, さらにその成因をも示唆し得る貴重な症例と考え報告する.

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© 日本小児小児神経学会
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