脳と発達
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出生体重1,000グラム未満児の神経予後
二木 康之鈴木 保宏後藤 めぐみ
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1998 年 30 巻 1 号 p. 56-60

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抄録

1981年10月から1986年3月までの間に当院に入院した出生体重1,000g未満児107例を最終フォローアップ時平均年齢7.5歳の時点でその神経予後を検討した.その結果, 正常71例, 脳性麻痺13例, 精神発達遅滞11例, 精神発達境界域11例, 分娩損傷による脊髄性麻痺1例となった.出生体重1,000グラム未満児からの予後不良児の出現率は一般人口の約17倍, また脳性麻痺単独ではその出現率は一般人口の約80倍と見積られた.また, てんかんは3例にみられたが, いずれも他の障害との合併が認められ, 未熟児からのてんかん発症は脳障害の重篤度を反映したものであると思われた.

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© 日本小児小児神経学会
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