横浜療育園小児科・小児神経科 東京女子医科大学小児科
横浜療育園小児科・小児神経科
2003 年 35 巻 4 号 p. 349-352
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新生児仮死・脳室周囲白質軟化症を基礎疾患に有する1例で, 透視下に嚥下・反甥時に口腔と下咽頭の問を食塊が往復する相と, 随意的に胃内容を口腔まで逆流させる相とが観察された. 摂食指導・行動療法に対し反甥・嘔吐は難治であったが, 選択的セロトニン再取り込み阻害剤の併用がその程度と持続時間に奏効した. この効果から, 知的障害者における常同的な反甥・嘔吐の成立にはセロトニン系が関与すると推測される.
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