札幌医科大学小児科 国立静岡東病院
札幌医科大学脳神経外科
1977 年 9 巻 3 号 p. 233-236
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Moyamoya病の母子発生例を経験した.患児は4才8ヵ月女児, 右半身麻痺で発症, 発病初期のCAGでは内頸動脈サイフォン部の狭窄像のみを認めたが, 1年後のCAGでは定形的異常血管網の増生を認めた。患児の母親は14才時右上肢の一過性麻痺を頻回にくりかえしたが, 発作は1年以内に自然に消失していた.現在運動障害は全く認められなかったがCAGによりMoyamoya病であることが確認された.
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