日本温泉気候物理医学会雑誌
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原著
人工塩化物泉および人工炭酸水素塩泉の飲泉が胃電図および心拍変動に及ぼす影響
美和 千尋田中 紀行森 康則島崎 博也出口 晃鈴村 恵理水谷 真康前田 一範川村 陽一岩瀬 敏岩崎 靖
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キーワード: 飲泉, 胃電図, 心拍変動,
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2014 年 77 巻 2 号 p. 151-158

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抄録
  温泉水の飲泉時における泉質の作用を調べるため、人工塩化物泉と人工炭酸水素塩泉が胃電図、心拍変動および主観的変化に及ぼす影響について検討した。若年健康成人10名(平均21.9歳)を対象とし、30分間安静後、室温度下の人工塩化物泉、人工炭酸水素塩泉、精製水200mlを1分間かけて飲み、その後1時間胃電図と心拍変動を測定した。測定順序はランダムで、また飲料内容は被験者に伝えずに行った。胃電図は胃活動3cpm、腸活動6cpmのパワー相対値を、心拍変動は心臓交感神経活動(低周波成分/高周波成分率)と心臓副交感神経活動(高周波成分パワー)、主観的変化は飲んだ水の味、胃腸の痛み感や違和感を申告させた。胃の活動は、人工炭酸水素塩泉で飲水直後に大きく、30分後小さくなり、この変化には人工炭酸水素塩泉の成分が、人工塩化物泉では精製水に比べ、有意に味があると申告され、これには主観的な要因が、胃の活動が精製水では30分後から大きくなり、交感神経活動では精製水の飲水直後と15分後、人工炭酸水素塩泉で30分後に有意に活動が亢進した。この変化には、複合的な要因が関与していると考えられた。
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© 2014 日本温泉気候物理医学会
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