帯広大谷短期大学紀要
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ウニ卵の脂質に関する研究 第4報
アルカリ安定脂質について
池添 博彦
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1973 年 10 巻 p. A5-A8

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抄録

1.ウニ卵の脂質組成,とくにアルカリ安定脂質について分析した。2.非極性脂質ではトリグリセリドとステロールが主な脂質で,その他に遊離脂肪酸,ステロールエステル,炭化水素,ワックスが認められた。3.極性脂質てはホスファチジルコリンとホスファジルエタノールアミンが主な脂質でありその他にリゾボスファチジルコリソ,リゾホスファチジルエタノールアミン,スフィンブミエリソ,セレブロシド,未知物質が存在した。4.アルカリ安定脂質としてスフィンコミエリソ,セレブロシドの他にセランド-2-アミノエチルホスホネートおよびスフィンコエクノールアミンと思われるものが認められた。終りに,この研究にあたり,御指導を賜った帯広畜産大学藤野安彦教授に謝意を表する。

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© 1973 帯広大谷短期大学
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