金沢大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1992 年 35 巻 4 号 p. 319-322
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上顎腫瘍術後の顔面欠損に対し, 整形外科の協力のもとに遊離広背筋皮弁と遊離腸骨を用いて再建術を行った。症例は48歳, 女性で右上顎洞の未分化型扁平上皮癌に対する放射線療法, 化学療法施行後の再発例である。上顎上半部を顔面皮膚, 眼窩底骨を含めて切除後, 半年の観察期間をおいて遊離広背筋で欠損を修復し, 眼窩底は遊離腸骨で再建した。顔面再建における問題点と今後の課題について文献的考察を加えた。
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