東京慈恵会医科大学歯科学教室
1993 年 36 巻 1 号 p. 49-59
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顎関節症は古くから知られた疾患であるが, 未だ不明確な点が多く, 経験則で治療がなされることも多い。本稿では, 日本顎関節学会の顎関節症分類を説明し, 顎関節症の臨床症状についてその病態との関連について概説した。本症の特徴的臨床症状とされるものは他の疾患においても比較的共通して観察されるため, 他疾患を診断除外してはじめて診断できる疾患である。そのためにも, 学問的担当分野の境界にかかわらず, あらゆる疾患に関する確実な知識をもつ必要がある。
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