耳鼻咽喉科展望
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通年性鼻アレルギーに対するセチリジンの臨床評価
ケトチフェンを対照薬とした多施設二重盲検比較試験
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1995 年 38 巻 1 号 p. 116-136

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抄録
セチリジン (C群) の鼻アレルギーに対する有効性, 安全性および有用性について, 二重盲検法によりケトチフェン (K群) を対照薬とて比較検討した。最終全般改善度は「中等度改善」以上でC群47.9%, K群38.3%とC群が高かったが, 統計学的に両群問に有意差は認められなかった。また, 同等性検定 (0.1)により, C群はK群に対して同等の有効性を有することが確認された。有用度は「有用」以上でC群46.9%, K群31.4%とC群がK群に対して高値を示したが有意差は認められなかった。概括安全度は「安全性に問題なし」でC群93.6%, K群76.2%であり, U検定ではC群がK群に対して有意に優れる結果を得た。また副作用発現率はC群5.5%, K群18.8%であり, その主なものは眠気でC群3.6%, K群16.8%であった。
セチリジン10mg×1回/日投与はケトチフェン1mg×2回/日投与に比し, 同等の有効性を有し, 安全性が有意に高い結果を得た。
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