埼玉県立自然史博物館研究報告
Online ISSN : 2433-8567
Print ISSN : 0288-5611
原著論文
埼玉県芝川低地における ‘ヌマコダキガイ’ 群集の発見とその意義
小幡 喜一林 弥生子
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2006 年 23 巻 p. 11-16

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抄録

さいたま市の芝川低地完新統から,ほとんどが ‘ヌマコダキガイ’ Potamocorbula sp. からなる化石群集を見いだした.この貝化石の14C年代は 6,250~6,165 cal yr BP で,縄文海進にともない河口域に大量発生した ‘ヌマコダキガイ’ が,湾を埋積した三角州堆積物中に保存されたものと考えられる.

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© 2006 埼玉県立自然の博物館
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