2007 年 76 巻 9 号 p. 1045-1048
第三世代放射光源で初めて可能となった高エネルギーX線領域での全反射ミラーの開発を行った.ベント研磨による非球面ミラーを作製し評価したところ,90keV程度までの領域で1μm以下という集光サイズが得られた.このマイクロビームをX線顕微鏡のプローブとして応用し,Cd高蓄積性植物の組織中における元素分布を明らかにした.また,Asを集積する堆積岩についても分析を行い,特徴的なAsの集積形状を見いだした.さらに,マイクロ-XAFS測定により,Asの化学形を決定することができた.