大阪大学生命機能研究科
大阪大学情報科学研究科
大阪大学基礎工学研究科
2009 年 78 巻 8 号 p. 788-794
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従来の工学研究では,ノイズを抑制しシステムを正確に同定,制御することを目的としてきた.しかしながら,システムの複雑化に対応するとともに,より動的な環境へ高い適応性をもつシステムを実現するには,生命機能に学んだ新しい概念が必要となる.それが本稿で紹介する“ゆらぎ”である.本稿では,生体におけるゆらぎ解析の研究から工学応用にわたる一連の研究を紹介するとともに,その可能性と今後の課題について議論する.
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