九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センター
新日鐵化学株式会社 機能材料研究所
2011 年 80 巻 4 号 p. 304-308
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もし,一重項励起状態と三重項励起状態のエネルギー差を小さくすることができれば,通常は,その遷移確率が小さい三重項励起状態から一重項励起状態への逆エネルギー移動が高効率で生じ,熱活性化遅延蛍光(Thermally Stimulated Delayed Fluorescence : TADF)の発現に至る.適切な発光分子を設計すれば,高効率な逆エネルギー移動過程が実現でき,将来の有機LEDに大きな変革をもたらすと期待される.
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