名古屋大学 大学院工学研究科 量子工学専攻
2014 年 83 巻 2 号 p. 141-144
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不透明な内部を可視化する非破壊内部計測技術は,医療や産業,広い分野の学術研究において,非常に重要な技術である.光の特性や干渉を用いると,非接触・非破壊で,µmの分解能で高感度な観察が可能になる.今回は,特に最近医療の分野で注目を集めている,不透明なサンプルの内部をµmの分解能で可視化する光断層計測(OCT)について,解説する.OCTは,すでに眼科臨床における網膜診断において,欠くことのできない技術として活用されている.本稿ではOCTの原理から応用例,最近の研究動向までをわかりやすく紹介する.
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