応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
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磁性カーボンナノチューブに関する第一原理計算
岡田 晋
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2015 年 84 巻 12 号 p. 1097-1100

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抄録

グラファイトに代表されるsp2炭素からなるネットワーク物質は,原子欠陥やトポロジカル欠陥の導入により容易に磁気的な性質を帯びることが知られている.ここでは,カーボンナノチューブ(CNT)に端やトポロジカル欠陥を導入することにより,磁性CNTが実現されることを量子論に立脚した第一原理計算の結果を基に示す.特に,有限長のCNTと5員環と8員環からなるトポロジカル欠陥を有するCNTにおいて,詳細な原子形状に依存した磁性状態が発現することを紹介する.

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© 2015 公益社団法人応用物理学会
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