国立研究開発法人産業技術総合研究所 物理計測標準研究部門 周波数計測研究グループ
2016 年 85 巻 12 号 p. 1028-1031
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発明当初,光周波数計測を主な応用としていた光周波数コム(光コム)は,近年その応用範囲を大きく広げている.中でも2台の光コムを用いるデュアルコム分光法は,高い周波数分解能と精度,広い測定帯域,そして短い測定時間という特長をこれまでにない高度なバランスで併せもつ分光法である.本稿では,光コムおよびデュアルコム分光の原理を説明し,我々が開発した,極めて広い測定帯域と高い分解能をもつデュアルコム分光計を紹介する.
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