応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
超広帯域デュアルコム分光法の開発
大久保 章稲場 肇
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2016 年 85 巻 12 号 p. 1028-1031

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抄録

発明当初,光周波数計測を主な応用としていた光周波数コム(光コム)は,近年その応用範囲を大きく広げている.中でも2台の光コムを用いるデュアルコム分光法は,高い周波数分解能と精度,広い測定帯域,そして短い測定時間という特長をこれまでにない高度なバランスで併せもつ分光法である.本稿では,光コムおよびデュアルコム分光の原理を説明し,我々が開発した,極めて広い測定帯域と高い分解能をもつデュアルコム分光計を紹介する.

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© 2016 公益社団法人応用物理学会
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