これまで発光材料は発光測定で評価するのが当然とされてきた.その重要性は間違いないが,実用に耐える発光効率を目指すには,すでにうまくいっている光った過程の詳細を調べるよりも,むしろ「光らなかった」過程を特定して最小化するほうが理にかなっている.本稿では「光らなかった」過程,すなわち供給したエネルギーの散逸や損失を測定する手法を2通り紹介する.1つめは「光らなかった」過程を電気的に直接検出する方法,2つめは「光らなかった」過程を光った過程に転化して間接検出する方法である.特に「光らなかった」過程のダイナミクスは,原因特定や光った過程との競合を知る時定数の評価に役立つ.