応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
基礎講座
IoT時代を支えるディジタルコヒーレント光伝送技術の概要と進展
山崎 悦史
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2020 年 89 巻 8 号 p. 479-483

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抄録

近年,光ファイバ伝送システムでは,ディジタル信号処理を活用してコヒーレント受信を実現するディジタルコヒーレント光伝送技術により,直交振幅変調,偏波多重,信号歪(ひず)み等化が可能となったことで,大容量化・長距離化が進んでいる.本稿では,その主要な技術要素であるコヒーレント検波とディジタル光位相同期,光ファイバ伝送路の波長分散とその等化方式,適応等化フィルタを用いた偏波分離・偏波モード分散補償について基本原理を説明する.また,一般的なディジタルコヒーレント光伝送送受信器を構成するデータ符号化,ディジタル信号処理,送受信アナログなどの全体構成を説明し,最後に近年の技術の進展を紹介する.

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© 2020 公益社団法人応用物理学会
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