2025 年 94 巻 7 号 p. 385-389
量子ネットワークは,量子通信や分散量子計算の実現に不可欠な基盤技術であり,その中核としてダイヤモンドNV中心が注目されている.本研究では,一般的なアプローチとは異なるゼロ磁場下でのスピン量子ビット制御を開発し,それに適合するスピン光子インタフェースや完全ベル測定など,量子ネットワークを構成する要素技術を統合的に確立した.本稿では,「量子もつれ」「ベル測定」「量子テレポーテーション」などの技術を交えて全体像を示し,今後の高度化に向けた展望を論じる.