2022年11月のChatGPTの発表から数えると,生成AIが世間を騒がせるようになってから3年ほどの時間が経過した.今,生成AIでは何ができ,将来,何ができるようになるのだろうか? 本稿では,ニューラルネットやカーネル法など従来の機械学習から,トランスフォーマーと拡散モデルによる生成AIへの発展を概観し,文章・画像・動画・音声・プログラム生成と材料開発・AlphaFoldなどの科学応用を紹介する.さらに,物理法則を取り込んだ世界モデルとPhysical AIの可能性を論じるとともに,著作権やアラインメント,自殺リスクなどの社会的・倫理的課題を整理し,応用物理学と社会への影響と今後の展望を考察する.