抄録
流体熱物性値に対するニーズは,科学的興味や設計資料としてのニーズから,データ情報の経済的,技術戦略的な極値を含める方向へ拡大している.熱物性植データは生きものであり,測定技術の進歩や推算理論の発展,データの収集・評価活動などの結果として,年々その値が書き換えられている.日本でも先端技術開発に伴って,在来物質だけでなく,新材料や特殊な条件下での熱物性値が広く要求されるいま,既存データ評価,推算技術,測定技術などの最適な組み合わせを考えて要求にこたえていかなくてはならない.エネルギー関連流体に例をとって,これらに関連するいくつかの試みなどを解説する.