東京工業大学大学院総合理工学研究科
1985 年 54 巻 5 号 p. 429-435
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心拍周期の変動,打鍵運動をするときの時間間隔のゆらぎ,アフリカマイマイの自励発振ニューロンの発振周期変動は,すべて1/f型のパワースペクトル密度をもっている.さらに,神経軸索にリンダムに励起された活動電位スパイク列は軸索の非線形性により1/ƒ型の密度変調を受けて安定化する.このように1/fゆらぎは生体と深い関係をもっているが,1/ƒゆらぎは情報の不確定さを一定に保つという特別な機能をもっている.
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